Vol.13 兄貴
兄貴は2歳年上。
とても正義感が強い人。
オレとは違い真っ当に生きている人。
真っ当に生きる、それがどんな事なのかわかりませんが。
いまは結婚して子供もいて家も建ててます。
家族思いな兄貴。
そんな兄貴から連絡があり、
いまの心境を泣きながら兄貴に聞いてもらった。
家族と離れ離れになりどーでもよくなったオレ。
その頃は実家に帰っても親とケンカばかり。
兄貴はオレの所に来いと言ってくれました。
当時の記憶を思い出しながら書いてます。
バックパックで夜行バスに乗り東京に行きました。
夜行バスってけっこう疲れます。
東京まで15、6時間かかりました。
住所までは流石に書けませんが。
運転手さんは大変ですね、夜通し走るわけですから。
東京駅から電車で50分ぐらいのところに兄貴は住んでます。
まあ、隣接する県です。
久々に兄貴に会い、なにかホッとしたのを覚えてます。
兄貴は仕事してましたから当然昼間はいません。
その街を探検してみたり、はたまたパチンコに行ったり、
ただ遊んでました。
兄貴の車で兄貴を職場まで送り、そこから遊びに行くみたいな。
ただただブラブラしてましたね。
いつもの街から離れ違う街に行く。
凄く新鮮でした。
晩はご飯を食べに行ったり、週末は兄貴と飲みに行ったり、
キャバクラに行ったり、東京に遊びに行ったりしてましたね。
ただ楽しかった。
でも心には離れ離れになった子供の事が心配でした。
パチンコでは数ヶ月で数十万勝ったと思います。
良い思いをさせて頂きました!
心のリフレッシュがいくらかは出来たと思いますが、
ポッカリと穴が空いた感じ、
今から何をして過ごそうかな。
世界一周とかも考えましたね、結局は行ってないのですが...。
兄貴は今でも連絡を取りますが、
今でも兄貴がいて良かったと思います。
もし今後兄貴に何かあれば次はオレが助ける番、そう思ってます。
さてそんな関東の旅も終わり。
とりあえず一旦自宅に帰ります。
次回.いまの嫁との出会い
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